昨日4月15日、東京・自由が丘でカメラピープルワークショップを行いました。
「ポラロイド」と「NATURA」を計60名の参加者のみなさんと一緒に、楽しく学べる1日限りのイベント。途中1時間は、SX-70やオートハーフなど人気のカメラやアクセサリー即売会も開催しました。
はじめに、13時から2時間半は「
ポラロイドワークショップ」。
レンタルカメラはすべて「SX-70」。1970年代に生まれ、現在はもう生産終了しているポラロイドカメラのひとつですが、年々人気が高まってきている一眼レフカメラです。その独特のデザインや写真の雰囲気に魅せられているヒトも多いでしょう。
ワークショップでは、任天堂「Wii」の「
写真チャンネル」を使ったスライド進行でスタート。SX-70の基本的操作方法から多重撮影の仕方をお勉強。この日、初めてSX-70を手にした方も最初は怖々触っていたのが、数十分後にはサクサク変形させるほどに!テーブルごとにグループとなり、近くの席の初対面の方達同士で教え合う光景(最後には名刺交換や作品を見せ合う仲に!)も見られました。
基本操作を覚えると、今度は全員で外の撮影へゴー!不思議な茶色で四角の物体を持つ団体が、挙動不審にキョロキョロ被写体探しをしている様子は明らかに怪しい!休日の自由が丘で浮いた存在になっていましたよー。笑
(途中、セレブな男性に「どうしてこんなにSX-70を持っているヒトがいるんだ?ワタシも愛用していて昔写真集を自費出版したことがあるんだ」という出会いも!)
約1時間という短い時間の間に、撮るヒトによって個性溢れる作品ができあがっていました!明暗コントロールをうまく調節しながら明るくとばした作品や、ましかくを生かした構図に魅せられました。
さいごに、ポラロイドカメラでできる多重撮影方法について紹介。写真集「Camera People」にも参加の
ミーさんによるサンプル写真を見ながら解説。配布されたテンプレートシートを使うとカンタンにできますので、参加者のみなさんはぜひ試してみてくださいねー。
つづいて、15時から3時間は「NATURA」ワークショップ。
先月15日から1ヶ月間、カメラピープルは「NATURA月間」として作品を募集したり、カメラレンタル企画を開催してきました。
「NATURAカメラはずっと気になって仕方がないです」
「NATURAフィルムの良さを引き出すプリントは?」
ワークショップでは、こんな悩みをみんなと一緒に考え、一緒に解決していけるよう、
メーカーである
富士フイルムの担当者さま(なんと4人!)や、
カメラ日和編集スタッフ、会場近くの写真店・
ポパイカメラさん協力のもとスタート。
前半は、6名1チームのグループとなり、カメラの操作やフィルム入れをワイワイと賑やかにレクチャー。普段デジカメを使っている人も多かったけれど、やっぱり古くから銀塩フィルムカメラを愛用しているヒトがほとんど。簡単操作のNATURAだけに、すぐ撮影準備ができました。
時刻は18時頃。お日様はもう傾き、お天気が曇りになってきたこともあって、NATURAの機能を試すのに良い時間。各グループは思い思いの場所へ撮影に出かけ、人通りの多い自由が丘周辺を散策♪約1時間の撮影でだいぶ暗くなってきたところで、近所のポパイカメラで現像&プリントを依頼。これから30人分のプリントを、NATURAに合わせた「NATURA補正」で仕上げていただきます。
会場に戻ってプリントが出来上がるのを待つ間、ホワイトボードに写真プリントについての悩みをポストイットに書いて貼って意見交換。
「写真店によって仕上がりや値段、時間がどうして違うの?」
「ブローニーやハーフサイズのプリントができるところは?」
「おすすめのフィルムは?」
あげられた相談内容や、写真プリントで体験した良いお店&悪いお店の話しなど、お互いに「そう!そう!」と頷きながら意見交換。
つづいて、ポパイカメラで行われている写真プリントの補正についてのお勉強。被写体別に十数種類のサンプルを見ながら、同じコマの写真でも補正次第で表現がまるで違うものになることにビックリ!ここで、1時間ほど前にみなさんが撮られたNATURA写真が出来上がり、全員でお気に入りの1枚を作品発表〜。予想以上に明るく撮れたり、広角で撮れるNATURAにまたまたビックリ!
みなさんグループを越えて仲良くなり、空腹に違いない時間なのに話しが尽きることありません!スタッフも開催時間を大きくオーバーしたところに気づき、慌てて終了とさせていただきました。(参加者のみなさん、追い出すように終わってしまってゴメンナサイ!)
また「ポラロイド」と「NATURA」ワークショップは、今夏開催のイベント「
PHOTOFES 2007」会場でも開催を予定しています。今回は時間や場所の都合が合わなかった方、残念ながら抽選結果で落選してしまった方も、また是非参加くださいネ。
やっぱり顔を合わせながら、大好きなカメラや写真の話しができるワークショップは面白いと再確認した、カメラピープルスタッフでした。