こんにちは、カメラピープルウェブと書きもの担当のタクヤマです。
ついに発売が迫ってきましたねー、任天堂のWii!
今日は始発からトイザらスの予約に並んできましたよー。
ワタシがお店に行った時点で50人ほど居てビックリ!
300台弱の予約にも関わらず、開店時には700人ほど居たそうで、
夢中になることのためなら何時でも起きれるものだと再認識。
・・・と、カメラピープルに関係ない出だしでスンマセン。
日の出前の大イベントを体感したのはWiiだけじゃなく、
写真集「Camera People」のことでもあるんです。
先週半ば、千葉県の長南町にある印刷会社
アベイズム株式会社の印刷工場へ行ってきました。
写真集をはじめ書籍や雑誌など、大量の出版物を行う工場の立地は
都市部よりも比較的少し離れた地域にあることが多いとのこと。
この印刷工場(
ココ)も都内から車で3時間近くかかるところにあり、
朝9時の現地集合に間に合うよう、朝5時にレンタカーを借りて、
刷りだされたばかりのページの色をチェックしに行ってきました。
この印刷所で色のチェックを行う工程は「(印刷)立ち合い」といい、
写真集や広告など色にシビアな出版物では、写真家やデザイナー、
また出版社の編集者など制作に関わるヒトが1日中刷り上がってくる
紙(裁断される前の「版」といわれるもの)をチェックする作業です。
写真集「Camera People」の場合、1〜2時間に一度刷り上がる
8枚の「版」、「表紙」や「カバー」それから「帯」などに分けられる
のですが、これをチェックするのは早朝から夜中までかかります。
そんなわけで、山奥の印刷会社に軟禁状態になるということで
ビビりまくったカメラピープルチームが持ってきたのが
ポテチにアルフォート、味好みやカップ麺といった大量の菓子!
それに対戦用としてNintendo DS数台!
<控え室が部室化してるの絵> <山間の夕暮れを寂しく眺めるの絵>
写真集「Camera People」は、デジカメやポラロイド、銀塩フィルムを
使った多種多様な写真が存在しているので、「版」の色を調整するのが
とても難しいとのこと。
なかでも特に苦労したのは、Polaroid SX-70の青や黄味がかった色と
クロスプロセス現像などにみられるような発色の良い青や緑色!
何度も何度も写真と印刷物を見直しては、
「少しコントラストを落として・・・」
「Y(黄)を足して、C(青)引いて・・・」
と、こちらの事細かい無理な調整指示に何度も対応いただき、
夜には無事全ての「版」をチェックすることができましたー。
<真面目に色チェック中の絵>
このアベイズムさんの千葉工場は数百人の方がスタッフとして働いておられ
(地元からお勤めの若い女の子もたくさん!)、世界で5台しかないという
数億の機械など最新の工場設備が揃ったとても素晴らしい環境でした。
写真集の完成には、
参加協力いただいた100名の方はもちろん、
出版社、印刷データや写真の補正・変換、印刷機を扱う熟練の職人さんなど
本当に多くの方に携わっていただき、本というカタチにすることができました。
みなさんのお力なくしてはできなかったこと、あらためて感謝いたします。
ありがとうございました。
さて、写真集発売まであと少し!楽しみやなぁ。。。(Wiiも!)
ーーータクヤマシン