【レポート】宮城県気仙沼の新しいガイドブックを作ろう!ワークショップ(2012年5月12日・13日訪問)


こんばんは。カメピスタッフのミヤモトです。

これまでカメラピープルや個人的な地方へ旅したとき、
「こんな素敵な場所に、こんないい人たちが居るのー!?」、
「なにこれ?ウマーイ!!!!」
という新しい体験ができることは旅先の醍醐味。
また、旅に出て、違う土地で感じたことを整理して、
また自分の住んでいる場所や生まれた場所のことを思ったり
考えたりできるのも旅の醍醐味のひとつです。

実は、先週5月12日(土)と13日(日)の2日間、
個人的な旅として、宮城県気仙沼市を初訪問しました。

気仙沼といえば、およそ1年少し前の東日本大震災の影響で
津波による壊滅的な被害を受けた場所のひとつ。
多くのメディアが写真や映像でとりあげられて、
その状況を見聞きした方も多いかと思います。

これまで宮城県へは2010年9月の写真ワークショップ、
そして2011年6月には写真洗浄ボランティアの取材として
伺ったこともありました。

<参考>
>【スタッフ日誌】写真の力(2011年3月14日更新)
>【スタッフ日誌】宮城県名取市立閖上の写真復興レポート(2011年6月12日更新)


今回、宮城県気仙沼市へ行った目的は・・・
「みんなで写真を撮って、
 新しいガイドブックを作る!」


なぜ、気仙沼のガイドブック?
なぜ、いまの時期に?
なぜ、個人的な旅をカメピで?

そんなたくさんの「?」を
「!」に変えれたらいいなぁと思って綴る旅のレポートです。
※かなりの長文です。
 
 

まずは1日目!

東京から宮城県気仙沼市までは、およそ500キロほど。
実は宮城県へ訪問したのは今回で3回目、
1回目は2010年9月の「水の写真を撮るワークショップ」、
2回目は2011年6月の「写真洗浄ボランティア」取材のとき。

>カメピブログ【スタッフ日誌】写真の力(2010年3月14日更新)
>カメピブログ【スタッフ日誌】写真洗浄ボランティア(2010年6月12日更新)

これまで長距離バスやレンタカーを使って8時間ほどかけて
宮城県仙台市へ伺っていましたが、今回は新幹線を使って行くことに!
まずは、岩手県「一ノ関」駅を目指します。

「あれ?岩手県じゃなくて、宮城県へ行くんじゃなかったっけ?」
そう、実は気仙沼は宮城県北部に位置しているため、
一度岩手県へ北上し、それから南へ下った方が交通の便がいいのです。


東北新幹線は快適に進みます。びゅーーーーーーーーーーん!


岩手県「一ノ関」駅から宮城県「気仙沼」へは、
JR大船渡線の特急「スーパードラゴン」に乗って行くのが通常ルート。
いかつい名前だけど緑色のかわいい車両(写真左端!)ですよ。


そして、今回の「ガイドブックを作ろう!」制作会場となるのは、
ジャジャーーーーン!糸井重里さん率いる「ほぼ日刊イトイ新聞」の
気仙沼のほぼ日」オフィスをお借りすることに。


・・・さて、
そもそもなぜ「ガイドブックを作る」ことになったのか?

それは、カメラピープルが昨年2011年5月より1年間、
新潮社「旅」(2011年3月号で休刊)という旅雑誌で
「みんなの旅」を連載させていただいたことに遡ります。

>カメラピープル「みんなの旅」

その「みんなの旅」を一緒に作ってきたのが新潮社編集部の四角さん。
これまで気仙沼に何度も訪問し、少しずつ変わる町の光景を感じたり、
また地元の方々との繋がりを通じて「旅」特集ページや
「ほぼ日刊イトイ新聞」のなかで震災に関する記事をまとめた
新潮社書籍「できることをしよう」の制作にも関わられました。

そこで大きな繋がりを作っていただいたのは宮城県庁の山田さん。
普段は仙台でお仕事をしながらも、気仙沼を愛してやまない方と
四角さんが出会ったことが大きいそうです。


そんな四角さんから気仙沼の魅力を「是非感じて欲しい!」と
お誘いいただいた際、どうせ行くならその時になにかできないかと
思い浮かんだのが「Photoback」を使った本づくりでした。


気仙沼滞在中、デジカメとパソコン、ネット環境があれば、
撮った写真からすぐにガイドブックの制作から入稿までできちゃいます。


約1時間、和気あいあいと自己紹介やガイドブック作りの説明を聞き、
早速みんなでカメラを持って出発〜!


車で町巡りをしながら、潮吹き岩で有名な「岩井崎」に到着。
ここは素晴らしい水平線。遠くには金華山が見えます。
左側に立ってるのは地元出身の横綱・秀の山雷五郎。
右側は龍の姿に見えるという震災後に残った松だとか。確かに見える!


潮吹き岩の波!ザッパーーーーーーーン!
この日は地元メンバーも驚くほど吹いてました。


次に訪れたのは、仙台伊達家鮎貝氏旧居館「煙雲館」。
国文学者&歌人の「落合直文」の生家でもあるそうです。
お庭の中をご案内いただいたのですが、もうスゴイ立派!


気仙沼を一望できるお宅は200年以上前のもの!
震災時にも大きな崩れがなく耐えられたそうです。

気仙沼を一望できる「安波山(あんばさん)」の上から。
気仙沼というと漁港がある海!というイメージが強かったのですが、
実は山にも恵まれている土地なんです。


安波山公園でくつろぐ参加メンバーの女子チーム。
背中や首にあたる石が気持ちいいとか。(確かに気持よかった!)
ぜひコチラにお越しの際はお試しを〜。


そんなわけで、2チームに分かれてグルグルと気仙沼巡りをした後、
再びほぼ日オフィスに戻ってきて、きょう撮影した写真の確認。
「すごいいっぱい撮ってしまった〜」
「どうやって本にまとめよう〜!」
「その写真、ください〜!」
きょうは写真を整理するところで終了です。いざ晩ご飯〜♪


晩ご飯はやっぱりお魚!気仙沼の多くの方に愛されているお店
「第二笑口会議所」でいただきまーーーーす!!!!


一次会、二次会と美味しい食と楽しい人に囲まれ大満足。
(美味しいだけでなくとんでもなく安いのです)


そして2日目!

快晴の朝、気仙沼市役所に集合。
きょうは気仙沼の魅力を知るべく、地元の若い有志の方々による
気楽会 観光案内課」のまち案内ツアーに参加。
偶然、市長も来られてご挨拶。よろしくお願いします!!!!

震災から1年と少し経ったまちは、まだ津波の爪あとが残るところも
たくさんあるけど、徐々に新しいまちづくりが始まっていました。
そうしたまちの変化をやわらかい口調で語っていただいているのが、
地元で5代目、なんと100年以上続く(!)「コヤマ菓子店」の小山さん。

まち歩きは津波が押し寄せてきた漁港も廻りました。
きょうは快晴のせいか海は穏やか〜。
あんな津波のあったことが信じられません。

漁港を前に、震災当時の様子やいまの気仙沼について語っていただく
磯屋水産の安藤さん。筋肉ムキムキ!


漁港近くのフェリー乗り場。前の建物の2階部分まで全部水没したそう。
クルマで横を通っていたときには気づかない歩いて見てわかる被害と、
なかなか手がつけられない場所がたくさんあることも確認。

気仙沼はたくさんの著名人にも愛されているまち。
市内にはそんなモニュメントも残されています。

この日はすごいいいお天気で空と海の青さと眩しかった〜。

まち歩きの途中、当たり前のように人やクルマが通っている道も、
実は地盤沈下からかさ上げされた道というのを聞いて驚きました。
以前あったガードレールが少しだけ見えるのを見てビックリ!

漁港から少し離れ、当時商店街や民家が多くあった鹿折地区。
とくに津波の被害の大きかった場所です。


歩きながら山田さんが以前の様子の写真を説明していただきながら、
あたまの中で賑やかだった様子を想像します。。


この地区で酒店を営なわれてる「スガトヨ酒店」の菅原さん。
倉庫に震災前後のお店やこの地区の写真を貼られています。
ご自身もご家族に不幸がありながら、いままたお店を立て直し、
昔商店街で行ったようなお祭りをやる!と語っていただきました。
今回、言葉と写真の力をとくに感じた瞬間でした。


気楽会のまち歩きはまだまだ続きます。
震災時には多くの方避難にも使われたという大船渡線の線路。
いまは残念ながら電車は走っていませんが、まちの間を抜ける線路に
いろんな方に使われていたことをモヤモヤと想像。


さきほどお話しいただいた菅原さんのすがとよ酒店も場所を変え、
いまは仮設店舗としてオープンされています。
地元だけでなく全国からの注文もあるそうですよー!


気仙沼のまち歩きは、いよいよまち中央の「齊藤茶舗」で終着。
ほどよい疲れもあたたかいお茶と甘いぜんざい、和え物で癒されました。
ごちそうさまでした!

ここできょうのまち歩きの感想を全員から一言。
最後に気楽会メンバーでもある齊藤茶舗の齊藤さんから、
気仙沼を知っていただくことの感謝と、そして気仙沼に限らず
みんなが常日頃非常時の備えを心がけることが大事ということについて
お話しいただきました。

気楽会のまち歩きはこれで終了!参加メンバーみんなで記念写真☆

そして、再びほぼ日オフィスに集合〜!
きょう撮った写真や本づくりについてもう一度おさらい。
この日は説明を最後に後日、各自が作った本を知らせていただくことに。


最後もやっぱりみんなで記念写真!ハイチーズ☆


最後はバタバタバタと大慌てで、再び東北新幹線に乗って帰路へ!


もちろん帰りも、美味しいお弁当をいただきました!


たった一泊二日の滞在でしたが、気仙沼の魅力を感じられたのは、
ほんのほんのほーーーーーんの一部。
そんななかで今回一番心に残っている言葉が2つあります。

ひとつは、初日夜の飲み会で気楽会メンバーの方に
「気仙沼の魅力は?」と質問すると、
「人と食です!」と即答されたこと。

ふたつめは、磯屋水産の安藤さんの
「地球は丸い。つながっている。」の言葉。

気仙沼を案内いただいた気楽会は、震災前からまちの魅力を探り、
他の地域の方へアピールする努力…いや、楽しまれています。
今回は震災の影響があったまちということだけではなく、
以前より気仙沼を訪問したい想いがあってやーーーっと訪れられたこと。

このワークショップの参加メンバーは地元の方、仙台の方、
また東京や大阪から訪問した方などさまざま。
いろんな方がいろんなまちの魅力を感じ、
はたしてどんな本ができあがるのかとても楽しみにしています。


<関連リンク>

>ほぼ日刊イトイ新聞 / 気仙沼のほぼ日

>気楽会 / 気仙沼を回って、フォトブックを作るワークショップ企画!

>Photoback あなたの写真が本になる

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